死神の精度を読み終え、伊坂ワールドに引きづり込まれた私。
もう本の虜で、次から次へと本を買っては読んでいます。
週末にも5冊ほど本を購入。
古本屋ってすばらしい!!と心の底から思った23の夏。
森見登美彦の本を3冊。伊坂幸太郎の本を1冊。
そして私が中学時代から好きな俳優、西川浩幸のエッセイ「僕はいつでもここにいます」。
西川浩幸氏を初めて見たのはテレビでした。
CSの演劇チャンネルで、彼の所属する演劇集団キャラメルボックスの舞台が放送されていたのです。
何気なくつけていたテレビに映し出されていたのは「コント?」っと思わせるような笑いの嵐。
最初は面白くて面白くて大爆笑。
クライマックスを迎えた時には芝居に釘付け、最後には涙を流していました。
それを見終わったあとには放心状態。まさに芝居に引きずられたと言っても過言ではない。
その舞台の主役を務めていたのが西川浩幸。
私はその時から彼に釘付けです。
そんな西川氏のエッセイを古本屋で発見して、即購入。
すぐに読み始めました。
高校時代に演劇部に所属していた私。
芝居の話はすんなりと私の中に入っていって、言葉をひとつひとつ飲み込んでいきました。
彼のエッセイは芝居についてはもちろんですが、今の私にとても響くものがありました。
ここ数週間の私はとても苦悩していました。
何に苦悩していたかは具体的に言及しませんが、自分の中で消化しきれずに、体全体が負の影響を受けてぼろぼろと崩れていくような感じでした。
そんな私の目にこんな言葉が飛び込んできました。
「進化する」ためには「変化する」ことが必要なのだ
その言葉を見て私ははっとしました。
真っ暗だった道にいきなり後ろから光を照らされたような気分でした。
ありきたりな表現ですが、まさにそんな感じでした。
最近の私は「変化する」ことが「退化する」ような気がしていて、怖かったのです。
この変化は1が2にはならずに0になるんじゃないかと。
ずっとずっと怖くて変化することを拒んでいました。
しかし変化することをかたくなに拒んでいるとよくないことばかり起こります。
初めは怖かったけれどもしかたなく変化することに無理矢理スイッチしていきました。
これで退化の始まりなんだと。。もう諦めていました。
だけれども、変化することで徐々にですがいいことも起き始めました。
そして西川氏の言葉に出会ったのです。
あぁ、変化することは進化することなんだと。
変化することは間違っていないんだと。
そう思ったら今までがちがちだった自分の気持ちの緊張が徐々にほぐれていった気がしました。
むしろ変化してきたい!と強く思いました。
なんだか手のひらを返したみたいでアレですがw
退化することだと思っていた変化が進化することだと。
退化する変化かもしれない。
けれどもこれは進化であると思う。
そう自分の中で開いた花のような感じは信じてよい気がする。
この時期に西川浩幸の本に出会えてよかった。
本のタイトル「僕はいつでもここにいます」は、芝居の後の舞台挨拶で西川氏がいつも最後に言う言葉。
この言葉を初めて目の前で聞いたとき、嬉しくて涙が出そうなそんな気分になりました。
あぁ、またここに来た時、この人はここで待っていてくれるのかもしれない。
そんなことはないんだけれども、また会いにいったらそこにいるんだろうなっていうのは、変化や進化はないけれども安心するなぁと。矛盾かもしれないけれども。
私は彼が言うその言葉が大好きです。
そろそろ夏、本番と言ったところ。
キャラメルボックスの夏の芝居は「嵐になるまで待って」。
キャラメルボックスには珍しいちょっとサスペンスなお話。
もちろん西川氏も出演。
今年もまた彼に会いにいこうかな。